上富良野町は大正15年（1926年）に活火山・十勝岳が大噴火し、それに伴って発生した融雪泥流によって大きな被害を受け、死者・行方不明者は144名に上りました。この度、当時被害に遭ったその土地で生産された酒米を使用した日本酒が誕生しました。その名は「純米吟醸 十勝岳 泥流地帯」。道産酒米「きたしずく100％」で造られたこのお酒は、華やかで上品な香りがあり、旨味がしっかりしていて余韻が長く、どんな料理にも合わせやすいのが特徴です。ひと言で言うと、エレガントで繊細な味わいの日本酒です。ラベルの文字は毎日書道展審査会員でもある書家・吉田久実子氏が揮毫し、小説「泥流地帯」に描かれた十勝岳噴火災害当時の村長で、「奇跡の復興」をけん引した吉田貞次郎氏の孫にあたります。